2020/04/21 18:59


2.次亜塩素酸水の種類とハセッパー水の特徴について

それでは、数ある次亜塩素酸水の種類と、「ハセッパー水」がもつ特徴は何なのでしょうか?

(1) 生成法のちがい

次亜塩素酸水の生成法は2通りあります。

電解水・・塩酸または塩化ナトリウム水溶液を電気分解する方法
混合水・・次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈混合してpHを調節する方法

どちらも次亜塩素酸水というのには変わりはないのですが、電解水は簡単に大量生成することができますが、その分性質が安定せず劣化も早いといわれています。

 

また、有害な塩素ガス化が発生します。((4)参照をご参照ください)それに対して、混合水は希釈混合のため劣化の速度が遅いとされます。

ハセッパー水はこの2つのうちの「混合水」にあたるため、品質的にも安定しているということができます。

 

またハセッパーを製造しているテクノマックス社は、次亜塩素酸水を共同開発したSony MS(ソニーマックス)から次亜塩素酸水の製造機器の開発・販売会社として独立した会社で、この技術のパイオニアとして業界唯一の高精度を実現し、安定的に品質管理し供給できる特許技術を取得しています。

ハセッパー水は加熱が可能で、70度までの熱に耐えられる高機能次亜塩素酸水です。

(2) 濃さのちがい

次亜塩素酸水は、200ppm~500ppmという濃度で販売されていることがほとんどなのですが(ppmとは100万分の1の割合を示し、0.02%~0.05%の濃さということになります)、ハセッパー水は厚生労働省の指導値規定に基づき、200ppmで製造しております。

実は次亜塩素酸水は、高濃度だと成分が安定せず分離する可能性が高くなり、劣化も早いとされます。

 

ハセッパー水は200ppmのため、次亜塩素酸水の中でも品質が安定しやすいものといえます。

輸送時等の衝撃による品質分離も少なく、安定したものを入手しやすいのです。

(3)次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水のちがい

200ppmに薄めた次亜塩素酸ナトリウムのpHはもともと約8.2~8.8のアルカリ性です。

ただ、このpH値だと、殺菌作用のある次亜塩素酸は全体の10%ほどしか存在しないようです。pH7.2以下の微酸性にすることによって、次亜塩素酸が全体の70~100%ほどになり、殺菌性も高まります。

 

ハセッパー水は、低濃度の希塩酸を次亜塩素酸ナトリウムに微量に混合して希釈反応させ、pH5.78~6.2になるよう調整されており、殺菌作用をもつ次亜塩素酸を大量に含んだ水になるように生成されています。

ハセッパー水は、他の次亜塩素酸ナトリウムに比べると、殺菌力が4~8倍、有機物に対する反応速度が80倍あると言われます。

 

また、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムに比べて手荒れ率が低く、普段の生活にも取り入れやすいのです!

そして、次亜塩素酸ナトリウムの最大の欠点で人体に害があるとされてきた「トリハロメタン」という物質が、ハセッパー水では生成されないというメリットがあります。

グラフ出典:「次亜塩素酸水と次亜塩素ナトリウムの同類性に関する資料」

厚生労働省ホームページ(最終閲覧日:2020年4月15日)

★次亜塩素酸水と次亜塩素ナトリウムの違い

(4)pH値と人体への影響

次亜塩素酸水の人体への影響について、「ほとんど無害」と書かれている記事があり、「ほとんど」とはどういうことか気になっていらっしゃる方もいらっしゃると思います。

これは下記のようにpHを低く(すなわち酸性度を高く)しすぎると、有害な塩素ガス(Cl₂)が発生しやすくなることと影響しています。

 

次亜塩素酸水はpHの値によって3つに分類することが出来ます。

★pH値による次亜塩素散水の違い

 

その中でも、ハセッパー水はもっとも殺菌力が高い微酸性で、pH5.78~6.2になるよう調整されており、pHの値も安定的に保てる特許技術で製造されておりますので酸性度の変化による影響を受けず、安心して使用いただけます

塩素系の臭いがする事について、時々心配のお声をいただきますが、これは次亜塩素酸水の性質で、有機物に触れるとただの水とごくごくわずかの塩とクロラミン(塩素化合物:プールの臭い)に分解されるときの臭いです。

 

この分解・酸化の過程で有機物(ウイルスや菌)を死滅させ、水とわずかの塩を生成するのです。

クロラミンは塩素系の臭いですが、水道水の消毒にも使われている安全な物質で、消化器を通過する際に無毒化されるのでご安心ください。